このところのコロナ感染者の拡大は背筋が凍るものを感じます。ある介護施設をご利用されているお客様から、今日は自宅待機なのと連絡があって、具合が悪いのですかとお聞きすると、なんと施設内で濃厚接触者に指定されたとか。それもケアマネさんがお住まいの施設管理者に電話してきて、待機してほしいと告げただけでご本人には何の連絡もなかったらしい。ご当人は何が起こったかも詳しくは聞かされないまま、足止めを食らったわけで、いたくお怒りのご様子でした。とはいえ利用者さんすらが情報過疎状態に置かれているのに、わたしたち介護タクシーには何の連絡もありません。時々、施設をご利用されているお客様の送り迎えなどしているにもかかわらずです。政府のコロナに対する方針が揺れ動いています。末端でのこうした動きはそれに影響を受けているのでしょう。発生以来続けてきた、全数把握や公表の体制を変えようとする動きもあります。人心からコロナのことを忘れさせて、経済をまわそうというのはわかりますが、実態が見えなくなってしまうのはとても困りますね。